金融とお金

近頃のポテトチップスは、“健康系”

あの、シャクッ!シャクッ!という歯ごたえと美味しさで、ついつい後を引いてしまうポテトチップスですが、いかんせん油っこくて高カロリーなイメージがつきまとっているのも事実。

 元来、腹持ちがいいスナック菓子の代表格のため、男性がメインのターゲットでしたが、このところ健康志向の女性層にも売り込もうと、油脂分をカットした“健康系ポテチ”が続々と登場してきました。

 『ハウス食品』の「こんがりポテト」は、油分を3割カット。その名の通り“こんがりとした香ばしさ”や“油っぽくなさ”を商品コンセプトに、女性でも抵抗なく食べられるあっさり風味にたどりつきました。

 『サッポロファインフーズ』の「ポテかるっ」は、油で揚げずに遠赤外線でじっくり焼き上げることで、なんと油分の約7割カットを実現。そのため、一枚一枚が軽く、サクッとした食感の軽さが特徴です。「一袋全部食べても138kcal」をうたい文句に、女性層の掘り起こしを狙います。ちなみに、138kcalとは、6枚切りの食パンの、ほぼ0.9枚分しかありません。

 最大手の『カルビー』は、20〜30代の女性をターゲットに、ちょっと高級な超厚切り「オリーブオイルポテトチップス」をエリア限定で販売しています。オリーブオイルだけを使い、低温で時間をかけて揚げるという独自の製法で、油分を従来比で3割低く抑えました。原材料は、じゃがいもとオリーブオイルとイタリア産の天日塩だけというシンプルさ。パッケージにも、オリーブの実をあしらったシックなイメージで高級感を打ち出しています。

 ここ数年、連続で右肩上がりと好調な1,000億円ポテトチップス市場。女性ターゲットを意識し、健康志向という、ポテトチップスにとって未開拓の切り口に食い込み始めた熾烈な争いは、まだ始まったばかりといえそうです。

※参考:ハウス食品   http://housefoods.jp/
サッポロファインフーズ   http://www.sapporo-finefoods.jp/
カルビー   http://www.calbee.co.jp/
日経産業新聞(2009年3月3日付)

2009年6月11日(木)

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