金融とお金

平成の若者は、“自室で一人”がラクチン!

 1987年〜1990年に生まれた(22歳〜19歳)、いわゆる「ゆとり教育」で育った世代を対象に、『日経MJ』が消費調査※を行いました。その興味深い結果を通して、まさに“いまの若者たち”の気質、ライフスタイルの価値観などが垣間見えてきます。「2007年問題」、おぼえていますか? 団塊世代の大量退職が社会問題にまでなって、早2年が経とうとしています。そんな、団塊の人たち(男性)の定年後の暮らしぶりをのぞいてみました(「第2回 定年団塊の消費実態調査」(注2)より)。

 なおこの調査では、比較の目安として、「独身の団塊ジュニア世代(1971年〜1974年生まれ=38歳〜35歳)」と検証しながら分析しています。

 [休日の過ごし方]複数回答でたずねたところ、ベスト3は1.パソコンで遊ぶ2.テレビやDVDを観る3.ショッピング。団塊Jr世代とはツールとしての普及度に差があるにしても、「パソコン」が断トツの1位でした。同様に「テレビゲームで遊ぶ」「携帯電話で遊ぶ」は、ゆとり世代が圧倒的多数です。また、両世代ともにほぼ同数だったのが「何もしないでのんびりする」でした。逆に団塊Jrのほうが上回ったのが「家事をする」。

 基本的にゆとり世代の生活パターンのキーワードは、「一人」と「自室」。巣ごもって楽しむ、という姿が浮き彫りになっています。

 [休日を一緒に過ごして楽しむ相手は?]ゆとり世代は、「同性の友人」が、2位の「恋人」を大きく引き離して堂々の(?)トップ。3位が「親・兄弟」と「異性の友人」が同数で続きます。片や団塊Jrたちは、1.恋人2.同性の友人3.異性の友人、の順。「親・兄弟」は低く、その代わり「趣味の仲間」が加わります。

 ゆとり世代にしても男女間に微妙な違いが見られます。男性の約7割が「一人で過ごす」のに対し、女性の約半数が友人や親など、誰かと一緒に過ごすことが多いようです。

 [ネット通販と店舗での買物、どちらが好き?]意外なことに、実際に店に出向いて買物をしたいというゆとり世代が、6割を超えました。ネット通販派、という人はたった1割でした。単に見た目だけで購買に走るのではなく、質感やフィット感などの感覚を大切にする傾向が見られます。

 [どんな働き方を望んでいますか?]ゆとり世代の過半数が「やりがいより安定感を優先する」がトップ。具体的には、「民間企業」の1位は両世代に共通ですが、2位の「公務員」や3位の「資格職」は、ゆとり世代が団塊Jr世代を上回っています。格差社会を間近で見て育ったせいか、仕事選びについては保守安定型といえるようです。ちなみに、「自分の会社や店を持つ」という起業志向は、わずか6%弱でした。

(注2)08年11月28日〜12月2日にインターネット上で実施。ゆとり世代1,201人、団塊Jr世代942人から回答を得、日経リサーチが調査・集計を担当。

※参考:日経MJ (09年1月1日付)

2009年4月3日(金)

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