生活と暮らし

春の偏西風に乗ってやってくる黄砂

春。黄砂(こうさ)のシーズン到来です。気象情報が「黄砂に注意」と報じることもあります。

 駐車場の車が黄色くなった、洗濯物が褐色になってしまった…。時には空が黄褐色になることも。この黄砂現象は中国大陸内陸部タクラマカン砂漠やゴビ砂漠から強風で数千メートルの高度に舞い上がった鉱物粒子(黄砂)が飛来するのが原因で、日本では春先から初夏にかけて東アジアを経由する低気圧の経過に伴い観測されます。つまり偏西風にのってやってくるのです。黄砂の粒子には、石英・長石や造岩鉱物、緑泥石などの粘土鉱物が含まれていることがわかっています。

 さて、花粉と間違えられやすいこの黄砂は、以前は単なる自然現象といわれていました。しかし近年では森林減少土地劣化・砂漠化という人為的影響による、環境問題のひとつとされています。飛んできた黄砂は、農作物などに影響を及ぼし、地球全体の気候にも影を落としているのです。平成20年からは環境省と気象庁が合同で黄砂情報ホームページを開設しています。

※参考:環境省 http://www.env.go.jp/
気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/

2009年4月3日(金)

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