生活と暮らし

賢く借りて笑顔で返そう、賃貸住宅。ほか:3月

賢く借りて笑顔で返そう、賃貸住宅。

 3月は1年で最も人が動く季節。借りていた住まいから退去する方も多いのではないでしょうか。笑顔で退去するには、借りる時、つまり契約時が肝心です。きちんと知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

 賃貸住宅退去にあたってのトラブルで最も多いのが「敷金トラブル」。つまり、退去時に戻ってくるはずの敷金が、部屋の損傷・劣化の修復ということで戻らず、それどころか敷金だけではまかなえないと追加金額を請求されるケースです。これは主に「原状回復」についての貸主・借主の解釈の違いから生まれるトラブルです。

 「原状回復」とは聞きなれない言葉ですが、国土交通省では「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義、その費用は賃借人負担とています。そして、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、賃料に含まれるものとしています。また、賃借人が借りた当時の状態に戻すことではないことを明確化しています(国土交通省のガイドラインから引用)。

 つまり、借主が故意や非常識な使い方をしたのでない限り、普通に生活を営んでいれば畳やカーペットは劣化・損耗するのは当たり前なので、それを回復するのは貸主の方だという考えです。ただし注意したいのは、契約書に特約として借主が負担する旨が記載されていると、支払いの義務が発生すること。冒頭の「借りる時が肝心」とはこのことなのです。

 これから引越しをお考えの方、新しい生活をスタートする方は、ぜひ、物件の良し悪しとともに信用できる不動産屋さんかどうかもチェックをしましょう。そして国土交通省のガイドラインをざっと頭に入れ、賢い消費者=借主として契約することが重要です。

※参考:国土交通省 http://www.mlit.go.jp/

ひなまつりに桃を飾る、その理由は?

 中国最古の詩集である詩経に「桃夭」(とうよう)という詩があります。これは、娘が嫁ぎ先でかわいがられ、子どもを生み、家が繁栄していくことを、桃の赤い花や美しい実、多くの葉をつけている様子に重ね合わせた作品。まさに「桃」を象徴するような詩です。

 桃はバラ科の落葉小高木で、原産は中国。「木」に数の多さをあらわす「兆」という字になったのは、桃がたくさんの実をつけることから、とも言われています。中国でも子孫繁栄の象徴とされる霊木としてあがめられ、桃の節句に女の子の成長や幸せを祈り、桃を飾る風習が生まれたのも中国がルーツです。

 日本でも弥生時代の遺跡から発掘されたこともあり、古事記の中にも登場するなど古くから親しまれてきました。やはり霊力のある木とされたらしく、桃太郎が桃から生まれたのもただの偶然ではなさそう。ちなみに、中国では孫悟空が桃の実を食べて不死身の体を手に入れたとか。

 桃の節句に彩りを添える桃の花。春のひだまりを感じさせてくれるその可憐な姿には、驚くような生命力や幸せへの祈りの心が隠されていたのです。

※参考:広島工業大学 http://www.it-hiroshima.ac.jp/
埼玉大学 http://www.saitama-u.ac.jp/
株式会社ロピア http://www.ropia.co.jp/

ちょっといいかも、夜洗濯。

 朝早く洗濯機を回し、日中外に干して夕方取り込む。そんな洗濯スタイルに対し、夜洗って室内に干すという「夜洗濯」が注目を集めています。

 背景には、女性の社会進出にともなう生活スタイルの変化もありますが、「花粉の季節は外に干さない」とか「防犯上洗濯物を外干ししない」という理由で夜派に移行している人も少なくなく、ある新聞社の調査では、夜の洗濯について70%以上の方が肯定的だという結果になっています。

 さらに、「夜洗濯」の方法もバリエーションが豊富になりました。洗濯してそのままひと晩乾燥機にかけておくという従来のやり方に加え、夜洗濯して部屋の中に干して自然乾燥というスタイルもすっかり確立。除菌成分配合や部屋干し専用洗剤が次々と開発され、室内干し派を後押ししてくれました。今や電気代や衣類の仕上がり方などを気にせずに夜洗濯ができる環境が整いつつあります。

 ただ、集合住宅などでは洗濯機による騒音に気をつけた方がよいでしょう。洗濯機は意外なほど下の階に響きます。防振マットを敷いたり、遅い時間の洗濯にならないようちょっとした気配りを。夜9時以降は控えるというのが、一般的な目安です。

 時間の有効利用という点からも支持を集める夜洗濯。マナーを守りながら、家事の合理化に取り組んでくださいね。

※参考:読売新聞社 http://www.yomiuri.co.jp/
花王株式会社 http://www.kao.co.jp/

2008年3月14日(金)

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