金融とお金

異業種続々!金融ビジネスほか:3月

異業種続々!金融ビジネス

 「あれ、こんな銀行あったっけ?」「あの銀行、最近、見ないなあ」−−ここのところ、金融機関の統廃合が進む中で、異業種企業による金融ビジネスへの参入が活発化しています。イトーヨーカ堂などを展開するセブン&アイ・ホールディングスが01年に設立したのが「セブン銀行(当時はアイワイバンク銀行)」。今ではセブン−イレブンに設置されたATMは、すっかりお馴染みですね。

 さらに同年には、インターネット専業の「ソニー銀行」も発足しています。昨年10月には、大手スーパーによる「イオン銀行」が開業。異業種から参入した銀行としては初めて、預金から住宅ローン、投資信託の販売まで、総合的なサービスをイオンの店舗内に設置された有人店舗において手掛けています。午前9時から午後9時まで年中無休で営業するなど、従来の銀行では考えられないサービスを展開しています。

 インターネットやATM技術の進歩によって、異業種から金融ビジネスに参入する際の敷居は大変低くなりました。さらに本業との相乗効果が見込まれることから、今後も後続企業が増えそうです。利用する側としては、異業種金融ならではの「便利さ」「お手軽さ」が金融業界スタンダードとなることを期待したいですね。

※参考:セブン銀行HP http://www.sevenbank.co.jp
イオン銀行 http://www.aeonbank.co.jp
日経ビジネスオンライン http://business.nikkeibp.co.jp
読売新聞
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「プレミアム」商品が人気!?

 ちょっとだけ背伸びすれば、手軽に贅沢気分が味わえる−−今や、周囲を見渡すと、「プレミアム」が冠されたネーミングの食品や飲料がズラリ。ほんの少し値段が高いものの、その分、ワンランク上のクオリティとちょっとだけリッチな気分を楽しめる「プレミアム」商品が大人気です。

 中でもみなさん、真っ先に思い浮かぶのは、「プレミアムビール」ではないでしょうか。ワンランク上の商品でも、数十円程度の価格差に留まるところが、「贅沢したいが、そんなにゆとりがあるわけではない」という現代の消費者ニーズにピタリと適合。「特別な日に」「自分へのご褒美に」または「平日は発泡酒、週末はプレミアムビール」という風に、個人個人の事情に合わせて飲み分けられているようです。

 そのほかコーヒーや緑茶、ハンバーガーなど、続々とプレミアム商品が発売されていますが、実はこの「プレミアム」、明確なルールがあるわけではなく、いずれの商品も自社基準で定められているのが実情のよう。消費者ニーズを満たすべく、各社しのぎを削って差別化を図っている一方で、巨大化したスーパーやコンビニの納入単価の強い引き下げ要求や、商品陳列棚の獲得競争に対抗すべく、客単価の高い商品を開発せざるを得ないという側面もあるようです。

 消費者にとっては、プレミアム商品は優越感をくすぐり、「明日も頑張ろう!」と気分を盛り上げてくれるお手軽贅沢品。それで日本経済も活気づき、明日が明るくなるといいですね。

※参考:食品産業新聞社HP http://www.ssnp.co.jp
FujiSankei Business i http://www.business-i.jp
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ちょっと謎。かなり面白そうなブラジルビジネス

 新聞の経済面を見渡すと必ず出ているのがBRICs。とくに隣の中国はアメリカを抜きいまや最大の貿易相手国となり、私たちの生活に大きな影響を与えています。
 
 一方同じBRICsでもブラジルについてはあまり話題に上ってきません。日本からの移民も多く、長く深い関係を築いてきた国ですが、地球の裏側にあるという距離感もあってか情報が少ないように感じます。

 日本ではサッカーやバレーなど、スポーツの強い国という印象がありますが、もともとブラジルは計画都市である首都ブラジリアを1960年代につくるなど、早くから次世代を牽引する国家として注目を集めていました。ただその財政負担やオイルショックが重なり、その後失速しています。

 ブラジルが俄然注目を集めるようになったのは、地球環境問題で世界に知らせた1992年のリオ・デ・ジャネイロ・サミットから。ただブラジルは1960年代から石油代替燃料の開発を行っており、1975年には「国家エタノール計画」を策定するなど、バイオエタノール大国・環境資源大国の旗印を立てていました。現在ブラジルは世界生産の42%のシェアを占めるにいたっています。

 自動車産業はフォルクスワーゲン、フィアット、GM、フォードなど欧米勢が早くから進出、この4社で8割を占めています。日本もようやくエタノール対応の車が作れるようになり、トヨタ、ホンダなどが現地生産を進めています。今後バイオエタノール車が増える模様ですが、車以上にブラジルが期待を込めるのが、航空機市場。

 実はブラジルでは自前で航空機をつくっています。国策でできたエンブラエールがそれ。軍用機と旅客機をつくっており、軍用機は友好国を中心に販売、また旅客機は中型機を中心に、カナダのボンバルディア社と市場を二分しています。

 もっと意外な面が、美容先進国ということ。日本ではようやく歯列矯正が広まっていますが、ブラジルでは女性なら歯の矯正は常識。歯科技術も発達しており、日本からブラジルに歯科矯正にいく人も出始めています。このほか、眼科のレーシックと呼ばれる視力矯正手術を保険に加入していると無料で受けられるなど、美容系の手術のハードルが低いため、日本とは比べものにならないほど美容手術が一般化しています。

 折りしも2008年は日本のブラジル移民100年という節目の年。BRICsの台頭でバイオの次はブラジル美容ブームが来るかも?

※参考:「ブラジルビジネス入門」(同友館)
Sankei business i(サンケイビジネスアイ)
JETROホームページ http://www.jetro.go.jp/biz/world/cs_america/br/basic_03/
コロニアニッケイ新聞 http://www.nikkeyshimbun.com.br/021016-61colonia.html
ほか

2008年3月14日(金)

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