生活と暮らし

年に一度、針に感謝をこめて。ほか:2月

年に一度、針に感謝をこめて。

 針供養とは、折れて使えなくなった針を、お疲れさまの意を込めて豆腐などに刺して供養する行事で、洋・和裁学校の生徒たちが着物を着て針を刺す光景はこの時期ニュースなどで取り上げられ風物詩にもなっていますね。この日は洋・和裁の仕事をする人、ファッション関係で針を使う人も手を休め、供養にあたるそうです。

 和歌山の淡島神社は、裁縫の道を伝えたといわれる女性の神様がまつられていることから、針供養の本山としても有名です。関東では2月8日に、関西や九州では12月8日に行なうことが多いこの針供養、やわらかいものに刺すことで針に楽をさせ、今までの労をねぎらい感謝しつつ神社で供養するのが一般的ですが、地方によっては川に流すところもあります。豆腐だけでなくこんにゃくや餅など「刺されるもの」もさまざま。折れた針だけでなく現役の針を刺して、針仕事の上達を願うこともあるようです。

 ちなみに東京・浅草の浅草寺で行なわれる針供養の豆腐は、なんとそのサイズ40センチ×30センチ・厚さ8センチという特注品!ふつうの豆腐60丁分だそうで、この大きい豆腐に無数の針が刺さったさまは圧巻ですね。

 どんなに凝ったデザインの服も、高価な服も、針がなければ形になりません。使い捨てのこの時代、使命を果たしきってくれたモノに対し、感謝の意を表すという風習は、大切にしていきたいものです。

※参考:萬国製針株式会社 http://www.bankoku-needle.co.jp/
日本の行事と文化ぷらざ http://www.ymat7.com/bunka/

生活用品に続き、あの野菜まで黒く!

 生活用品に「黒」を使うことがトレンドです。清潔感を大切にしたい製品の筆頭にあげられそうなトイレットペーパーやまな板などは「ここまで黒くするの?」と大きな話題になりましたね。

 そして今、ユニークな試みとして注目され始めているのが「黒い」野菜です。といっても、今まで話題になっていた黒ゴマや黒豆といった食材ではありません。黒い大根や黒いカブといった、本来は別の色野菜カテゴリー(?)に属している野菜の黒バージョンです。流行に便乗して人工的に作ったのではなく、ヨーロッパなどで普通に食卓にあがる野菜だというところも話題になっているゆえんです。たとえば大根。「大根は白」と思っている方がほとんどでしょうけれど、なんと黒い大根はヨーロッパの定番野菜です。黒いのは皮だけで、中身は白なので、薄くスライスすると黒白のコントラストがキレイだとか。黒色は火を通しても色は変わらないので、高級レストランなどでも人気の食材です。

 これらの野菜は、一般の店頭ではなかなか手に入らないため、インターネットを利用して農家と「直契約」をし、採れたて野菜を宅配便で送ってもらうという利用方法がおすすめです。消費者である私たちは、食の安全にこだわりながらも、おいしさや新しい楽しみを探求していきたいですね。

※参考:タケイファーム http://takeifarm.yu-yake.com/index.htm

おしゃべりな芸達者、インコ・オウム。

 人気のペットといえば小型犬やネコ。たまにハムスターやカブトムシのようにテレビやアニメの影響で一挙に「主流」に躍り出るペットがいるなか、常に隠れた存在だったのが小鳥たちです。

 インコ・オウム類は、思いのほか頭が良く、人になつきます。おしゃべりで芸達者な点も魅力的で、ペット雑誌によると「小鳥は苦手」だった人が今ではメロメロ…という飼い主さんも多いとか。住宅事情から犬やネコがダメでも、小動物であるインコならOK、しかも散歩もいらず手間もかからないとあって、老若男女から支持されているのだとか。一挙に主流にはならないけれど、常に一定の人気を保っているのがペットの小鳥たちなのです。

 一番飼われているセキセイインコは初心者でも育てやすく丈夫で物真似上手。CMで「桃太郎」や「電話だよ!」「メールが来たよ!」と流暢にしゃべり、着メロならぬ「着インコ」のジャンルを確立したのもセキセイインコです。また、オカメインコの赤いほっぺたの愛嬌のある顔は癒され効果も抜群。甘えん坊でおとなしい個体が多いので初心者にも飼いやすいといわれています。キバタンやヨウムなどといった大きめのオウム類は頭もよく芸達者ですが、鳴き声も大きく50年以上生きる子も珍しくないため飼うにはそれなりの覚悟が必要かもしれません。

 おしゃべりで芸達者な小鳥は、犬やネコとは違った癒しを与えてくれるペットなのです。

※参考:「コンパニオンバード/誠文堂新光社」

2008年3月14日(金)

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