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庶民の癒し!?プチ高級が人気ほか:2月

庶民の癒し!?プチ高級が人気

 「安く遊べる庶民の遊び場」−ネットカフェや居酒屋、カラオケ店に「高級化の波」が押し寄せています。とは言っても、コアターゲットは、ごくごく普通の中流層。もともと安さがウリのこの手のお店が高級路線を打ち出したとしても、それは庶民でも十分に支払い可能なレベル。つまり、誰でもリーズナブルにセレブ気分を味わえるというわけです。

 たとえば東京・六本木の「FIORIA ariablu 六本木」は、「プライベートな個室でカラオケと食事が楽しめる新感覚レストラン」として、従来のカラオケ店とは一線を画しています。ジャグジー付きや月面をイメージした部屋など、遊び心あふれるコンセプトの異なる25部屋の個室では、創作料理フルコースが一人4500円で堪能できます。

 アップグレード化が特に顕著なのは、居酒屋でしょう。ラムラが経営する「土風炉」に至っては、平均客単価が何と4000〜5000円!「可処分所得が減少したものの贅沢は忘れられない」という層の取り込みのほか、接待経費の下落により高級店に手が届かないビジネスユースも上手く取り込んでいます。

 そのほか、もはや「総合リラクゼーションサロンでは?」としか思えないほどのサービスを提供するマンガ喫茶「アプレシオ」や、VIP気分で映画が楽しめるシネマコンプレックス「ヴァージンシネマズ六本木ヒルズ」など、プチ高級の波は留まるところを知りません。

 格差社会化が生み出した「プチ高級ビジネス」。上手に利用して、「時々プチセレブ気分」を味わうのも楽しいですね。

※参考:Saiyo Corporation 総合フードビジネスマジン http://www.sayko.co.jp
Nikkei Bpnet http://www.nikkeibp.co.jp
FIORIA aria blu 六本木 http://www.fioria.co.jp
六本木ヒルズ http://www.roppongihills.com/jp/

SNSの新たな鉱脈、富裕層限定のSNSとは…

 現代の社交クラブとして高年齢層にも人気のSNS。ミクシーやグリーなどが知られていますが、最近では、会員を限定することができることから、職業や業種、地域別などその共通項を絞ったニッチなSNSが増えつつあるようです。

 なかでもビジネス市場で注目を集めているのが、富裕層限定のSNS。一般の SNSは既存の会員が招待状をもらうことで入会できますが、さすがに富裕層ともなると、主催会社の「審査」をクリアしないと会員になれないようです。カード会社のプラチナカードのような存在ですが、SNSの場合はたちまち会員とコミュニケーションがとれ、富裕層にダイレクトにアプローチできることなどからじわじわ会員を伸ばしているようです。

 東京港区に本社があるナイルスコミュニケーションズは、発行する富裕層向け会員誌「Nile’s NILE」のSNS版「NILEport」を昨年より展開しています。ターゲットは弁護士や医者、税理士、企業経営者といった独立した資格、事業を持つ富裕層。その平均年収は約3000万円とか。トップページには、マンションが買えるほどの高級車や時計、宝石などの高額・高級品がずらり。金や不動産などの資産運用の案内があるのも富裕層ならではのサービスメニュー。

 一方、東京千代田区に本社を置くアブラハムホールディングスが展開するSNS「YUCASEE=ゆかし」のターゲットはなんと金融資産1億円以上の方のみ。そこで交換される情報も「5億円の鎌倉の豪華別荘」「コンサートホールの命名権25億円」など一般には紹介されないものばかり。

 ゆかしでは、個人のほか一般企業が参加でき、それぞれコミュニティを開くこともできます。商品情報のほかそこで商談が成立した場合は、一定率の手数料がアブラハムに支払われることになっているようです。同社ではこのほか、東大OBをターゲットにした「東大OBネット」、京大OBをターゲットにした「京大OBネット」なども展開、日本の上澄みのエリート富裕層を根こそぎ取り込むような勢いです。

 もともと富裕層は、信頼の置ける人からの紹介でビジネスを展開することが多く、SNSの持つ閉鎖性がうまく活用されているようです。今後SNSはどのように細分化されていくのでしょうか。

※参考:FM沖縄ブログ http://blog.fmokinawa.co.jp/morningview/2006/05/
Itpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061120/254225/
NILEport http://www.nileport.com/
YUCASEE(ゆかし) http://yucasee.jp/
フジサンケイ・ビジネスアイ(新聞)
ほか

日本でも007登場?! 水陸両用車は交通より映画を変える?

 水陸両用車といえば、映画の007シリーズか、SF人形映画サンダーバードあたりで登場する夢の乗り物と思われがちでしたが、なんとすでに日本でも水陸両用車が使われているのです。

 登場したのは大阪の中心地。ここではなんと水陸両用のバスが走っています。「大阪・水かいどう808」が導入したもので、見た目はバス大の汽船に車輪をつけたイメージですが、ちゃんと緑ナンバーを取得し、陸上は100km/h、水上では約8km/hで巡航します。

 37人乗りで、昨年6月に1日4回の観光運行のトライアルを2週間実施。複合施設の「なんばパークス」から桜宮公園をめぐって再びなんばパークスまで。途中大川を30分ほど滑りながら90分で回っていましたが、その後、栃木の川治温泉や長野の諏訪湖で運行。目標とする乗客1万人を達成して、昨年12月から再び大阪市内で定期運行が行われるようになりました。
 体験者によれば、水に入る際の衝撃としぶきがなんとも快感とのこと。

 料金は大阪が2時間で大人5800円、小人3800円。川治温泉が1時間で2500円、小人2000円。まだ日本で1台しかないことを考慮するとお得な気がします。
 さらに今年からは、水陸両用タクシーもお目見え。定員は3人で、2台が利用される予定。

 実は水陸両用車は、すでにイギリスのリバプールやアメリカのサンフランシスコなどのほか、シンガポール、カナダなど世界各国で、主に観光用として利用されており、日本でも釧路市などが観光や環境保護の体験学習の目玉として導入を検討しています。

 港やダム湖、市街地など、ふだん見慣れた、行き慣れた場所でもこの水陸両用車があれば、新たな観光資源になるかもしれませんね。ちょっと船酔いだけが気になりますが…

※参考:asahi.com http://www.asahi.com/komimi/TKY200711030079.html
鬼怒川・川治温泉観光協会 http://www.kinugawa-kawaji.com/event/2007/20070725.html
マイコミジャーナル http://journal.mycom.co.jp/news/2007/07/10/011/index.html
Izaニュース http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/112181/
フジサンケイ・ビジネスアイ(新聞

2008年3月14日(金)

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