金融とお金

こんなにあるぞ!0円サービスほか:1月

こんなにあるぞ!0円サービス

 昔から「タダほど高いものはない」と言うけれど、今の時代、タダでできる事が実にたくさんあります。たとえば遊びがてら利用したいのが、東京・原宿の会員制商品お試しスペース「サンプル・ラボ」。会員登録後、来店予定日2週間前に申し込み、予約OKの連絡が来たら、予約日時に来場。食べ物や飲料、化粧品などのサンプルの中から、制限内で気に入ったものを持ち帰り、アンケートに回答する(アンケートありの商品のみ)というシステムです。

 自動販売機「メディカフェ」では無料でコーヒーやジュースを提供。飲み物が注がれている間、大型液晶モニターではTVコマーシャルや文字情報など、さまざまな企業広告を流すほか、コップにも広告を印刷することで、無料サービスを実現しました。

 そのほか、コピー用紙裏面に広告を掲載することによって、学生のコピー料金を無料にするといった学生支援サービス「タダコピ」(東京大学他、多数大学に導入済み)、ネット広告を見るだけで換金可能なポイントが貯まるポイント制度など、広告やリサーチと引き替えにタダでサービスを提供する0円ビジネスが続々増加中。今や「タダほどおいしいものはない」時代となったようです。

参考:NIKKEI NET NEWS(日経トレンディ) http://trendy.nikkei.co.jp
サンプル・ラボHP http://samplelab.jp
株式会社ウィル・ビー メディカフェHP http://www.willb.co.jp/medicafe
タダコピHP http://www.tadacopy.com
SPA!

消費者とメーカーをつないで商品開発。コンシューマージェネレイテッドメディアとは

 mixiなどのSNS(Social Networking Service)やブログは、今や個人だけでなく企業が活用することが一般化しています。企業の社長や担当営業、開発者などが、日々の雑感や商品開発のメイキングを日記風に載せたりしながら、ホームページだけでは伝えきれないインフォーマルな情報を流して、消費者とのコミュニケーションを図ったり、企業や商品のブランディングに利用するケースが増えています。さらに最近では一歩進んでマーケティングや商品開発そのものにSNSやブログを使う例が多くなっています。

 「エースコック」は、この12月からSNSの大手mixi内に設置したコミュニティから消費者の意見を募り、新しいカップ麺を開発、新商品として売り出しています。新たに誕生したカップ麺は焼きそばにスープをかけた「つゆ焼きそば」と春雨を使ったカレー味の「カレーラクサ春雨」の2種類。寄せられたアイデアはカップ麺が526件、カップ春雨が209件。売り出されたパッケージには「mixi公認」の文字が載るなど、話題づくりも徹底。ネットから生まれただけにあちこちのブログやSNSで広がっています。売上げ目標は3億円となかなかの規模です。

 一方、コンビニ大手のローソンでは携帯電話公式サイト「Lawson Mobile」で消費者の意見を参考に日清食品と共同で『日清カレーの極み チキンカレーヌードル』を開発、販売しています。開発を担当したのは「Lawson Mobile」の中にあるローソン社内の担当者を部長にした会員制の開発部「謎のローソン部」。過去には「プリンプロジェクト」を展開し、女性部員5000人にメールで約50回もの質問を重ねながら『あたらしいプリン』と『なつかしいプリン』(各168円)を開発、ヒットさせた実績を持ちます。

 こうしたコミィニティサイトの書き込みや意見から生まれた商品では、書き込みサイト「2ちゃんねる」から誕生し映画化された『電車男』や、ブログから出版、ドラマ化された『鬼嫁ブログ』など有名です。いずれも実在の人物がネットのコミュニティサイトに書き込んだり、ブログで発信したものにコメントが寄せられるなどして話題となり、そこから本や映画になったものですが、最近は、企業が自社の製品についてのSNSやブログを立ち上げるなど、企業がダイレクトに消費者を巻き込んで商品開発を行う活動が目立ちます。

 こうしたSNSやブログなど、消費者と企業を直接的に結びつけるネットメディアは、「コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア=CGM」として、次世代マーケティングの主役として、熱い視線を受けています。

 ネットリサーチ会社のマクロミルによるインターネット調査によれば、CGM利用者の66.8%は、自身のブログまたはSNSで、何かしらの商品を勧めた経験があり、57.0%は定期的に見ているブログからの購入(検討を含む)経験が「たまにある」という結果となったようです。

 こうした影響を与えるネット上のティッパー(媒介者)はそう多くはないものの、CGMの利用者は日本全体で4000万人もいるとされ、消費の動向に確実に影響を与えているのは確か。すでに大手企業の多くはCGMマーケティングを取り入れているといいます。さてブログにSNS、みなさんはどう利用していますか?

参考:インターネットウォッチ
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/12/26/14367.html
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/09/08/13236.html
フジサンケイビジネスアイ
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200711160053a.nwc
PR TIMES http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002129.000000000.html
経営者会報ブログ http://board03.keikai.topblog.jp/blog/101/10006798.html

広がる都心の物置ビジネス

 この1、2年過熱といえるほど続いていた都心のマンションブーム。ここにきて一段落していますが、これは法律改正の影響と、高額すぎて様子を見る消費者が増え始めたことなどがあるようです。ただ人気エリアの物件は相変わらずで、とくに高額でも平米数のある広い物件が人気のようです。美観とセキュリティ、他にはないサービスなどがポイントですが、とくに収納は重要です。とはいえ、マンションの収納には限界があります。こうしたなか都会を中心に広がりをみせているのが、個人向け物置。

 レンタル倉庫事業で知られる「押入れ産業」は個人向けのレンタルスペースサービスを行ってきましたが、今年東京の日本橋に事務所ビルを丸ごと倉庫に改装した「レンタルスペース東日本橋店」をオープンさせました。

 ITの発達による省スペース化などの影響もあって、倉庫業界はここ数年伸び悩んでいます。その多くがBtoBのビジネスを中心に事業展開してきましたが、この10年ぐらいから各社が個人向け市場に注目しています。

 トランクルームや一時預かりの市場は調査機関によって約800億円とも320億円とも言われますが、年に数%の割合で成長し続けているそうです。

 考えてみれば、ビジネスや家庭向けの「整理術」や「収納術」が繰り返し話題になるのは、捨てられないものがたくさんある証拠です。そういったものを預かって欲しいという需要は、潜在的に高いと思われます。

 預ける中身によって、保管期間も時間貸しから日貸し、月貸し、あるいは保管スタイルも用途によって衣類や貴重品、ワイン、オートバイ専用なんていうのもあります。引き取りや配達などのサービスもあるようで、ずいぶん使いやすくなっています。このほか空き部屋や空きスペースをトランクルームに活用するビジネスも立ち上がっているようで、マスコミの露出が多くなればさらに利用者は増えそうです。

 アメリカではこうしたトランクルームサービス市場は2兆7000億円もあるといいますから、国土面積と利用者の市場規模からすれば、今の数十倍は広がってもよさそうです。これで安心してモノが買える時代になるのでしょうか?

参考:押入れ産業HP http://www.oshiire.co.jp/
寺田倉庫HP http://www.terrada.co.jp/b2c/index.html
丸八倉庫HP http://www.webtrunk.co.jp/
月島倉庫HP http://www.day-soko.gr.jp/
フジサンケイビジネス・アイ(新聞)
日本経済新聞

2008年3月14日(金)

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