生活と暮らし

冬のごちそう魚、ブリ他:12月

冬のごちそう魚、ブリ

 師走においしくなることから漢字で書くと「鰤」。魚へんに師走の師、なかなかイキな字面ですね。東の横綱「鮭」に対し、ブリは西の横綱と言われる冬の魚の代表格です。

 ブリは出世魚としても知られますが、これは昔の武将が出世すると名前を変える習慣があったことに由来するもので、鯛とともに縁起物として扱われるおめでたい魚です。

 ブリの「幼名」は全国各地合わせてなんと120通り以上もあることがわかっています。ちなみに関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、関西ではツバス→ハマチ→メバル→ブリ。さまざまなパターンがありますが、どのパターン・どの地方でも行き着く先は必ず「ブリ」であるとのこと。まさに出世魚の王者たるゆえんですね。

 さて、北陸ではこの時期、猛烈な風が吹き荒れ雷が激しくなることを「ブリおこし」と呼び、冬のブリ漁の合図になります。この旬のブリにはヒスチジンというかつお節にも含まれるアミノ酸が増加し、まさに極上の味。お雑煮に欠かせない地方もあります。

 背側よりも腹側のほうが脂がのっていてコクがあるので、好みで選ぶのはもちろん、料理によって使いわけてもいいでしょう。選び方としては、全体的に光沢があり、体の中心の黄色い線が鮮明なもの、目が黒いものが鮮度のいい証です。切り身の場合は見た感じへたっていないものを選ぶと良いようです。

 冬のごちそう出世魚「ブリ」、お刺身や照焼き、ブリ大根などさっそく食卓にいかがですか?

※参考:神港魚類株式会社 http://www.maruha-shinko.co.jp/
食材事典 http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/oishii.htm
JMAM biz style http://bt.jmam.co.jp/koyomi/index.shtml

温めて、逃さない。冷え性対策あれこれ

 手足が冷えて眠れない、指先がジンジンと痛む。季節柄、そんな冷え性の悩みが話題になるこの頃です。冷え性人口は圧倒的に女性が多く、その原因は女性ホルモンがからんでいるから。少し前までは更年期障害のひとつとして語られることが多かったのですが、最近は若い女性にも増えている現代病といわれています。原因としてダイエットや食生活の変化などがあげられていますが、夏の間のエアコンの影響も大だとか。冷たい飲み物の摂りすぎなど、いわゆる夏の疲れが冷え性を呼び起こしているのです。寒くなって急に現れる症状ではないのですね。

 体が冷えると血のめぐりが悪くなる→エネルギーが運ばれない→毛細血管までエネルギーが来ない、という図式が出来上がり、肌荒れや生理痛、頭痛などの弊害を起こすこともあるといわれています。冷え性は、「体質だから」などとあなどってはいけません。以前は「冷え性」と書かれていましたが現代では「冷え『症』」。つまりひとつの病気の症状としてとらえられています。

 さて、冷え性対策といえば、まずは食生活。トマトやきゅうりなど体を冷やす野菜はほどほどに、温野菜を中心にいただきましょう。また、お風呂のお湯につかり、体を芯からあたためて。その後は冷えないよう、あたたかな肌着や手袋、靴下を身につけるのも効果的です。日中は貼るカイロなどを活用するのも効果的です。背中や腰に貼ると温かく感じられますよ。低音やけどを防ぐために肌着の上から使い、就寝時に貼るのは避けてくださいね。ポケットにしのばせて手指を温めるだけでもずいぶん楽になります。

 冷え性は現代病の位置づけになりつつあります。医者にかかるなどの選択肢もあることを頭に入れて、できることから始めるのが冷え性と闘うスタートです。

※参考:冷え症.com http://www.hiesyo.org/
ヘルスクリック http://www2.health.ne.jp/
セルフドクターネット http://www.selfdoctor.net/

かぼちゃと柚子湯で冬の元気をキープしよう!

 12月22日は冬至です。冬至とは二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、この日は1年中で一番昼が短い日となります。二十四節気は、太陽の動きをもとに1年間を立春、啓蟄、秋分、大寒など24に分け、それまで使っていた太陰暦(旧暦)ではわからなかった種まきの時期などを、暦をもとにできるようにしたものです。

 しかし何と言っても私たちの暮らしに溶け込んでいる冬至の行事と言えば、柚子湯とかぼちゃですよね。

 柚子を入れたお湯に入るのは、冬至を「湯治」にかけ、さらに「いつまでも体の融通がきくように」との願いを込めて柚子を入れているのだそうです。

 かぼちゃを食べるのは、江戸時代、冬至に「ん」がつくものを食べるといいという噂が広がり習慣になったそうです。ちなみに、その頃のかぼちゃは「なんきん」とも呼ばれていました。かぼちゃにはベータカロチンやビタミンAが多く、当時の人々にとっては貴重な野菜だったのです。ほかにも地方によってはこんにゃくやうどんを食べるところもあるそうです。

 冬至 冬なか 冬はじめ と歌われたように、冬至は寒さが一層厳しくなる頃と言われています。無病息災を祈りながら、かぼちゃと柚子湯で冬至を楽しみ、冬を元気に乗り切りましょう。

※参考:日本文化いろは事典 http://iroha-japan.net/
伝次郎のカレンダー http://homepage2.nifty.com/calendar/
ニュージーランドかぼちゃ協議会 http://www.nzbsc.com/
海上保安庁海洋情報部 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/

2007年11月27日(火)

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