生活と暮らし

舌・心・カラダと、3回楽しめる紅茶他:11月

舌・心・カラダと、3回楽しめる紅茶

 11月1日は紅茶の日。この日、三重の船頭・大黒屋光太夫がロシアの女帝エカテリーナ2世に招かれ、日本人として初めて紅茶を飲んだことに由来しています。1791年、大黒屋光太夫を乗せた船は三重県の白子港を出て江戸に向かう途中、嵐に遭難します。ようやくたどりついたところはロシア領の小さな島、日本への帰国を願うも当時の日本は鎖国中。しかし彼はあきらめず、帰国できるようエカテリーナに直談判を試みたそうで、その時に女帝にお茶会に招かれました。のちに彼は長い年月をかけシベリアなどを横断し、ついに日本へ帰りました。

 紅茶の茶樹は「カメリア・シネンシス」という椿やサザンカと同じツバキ科に属します。緑茶やウーロン茶も、製造法が異なるだけで同じ樹から作られています。あまり知られていませんが、紅茶にも旬があり、秋摘みはオータムナルと呼ぶ、強めで少し渋くなる「通好み」な味わいだそうです。

 紅茶はストレートで楽しむ他、フルーツやはちみつ、シナモンなどスパイスなどを加えてさまざまな飲み方が楽しめるのも魅力です。ミルクティーも豆乳にかえれば超ヘルシー。お気に入りのMy紅茶を見つけるのも楽しいですね。

 紅茶には、脳波をリラックスさせる働きや、抗酸化作用や抗ウィルス作用のある紅茶ポリフェノールなどさまざまな効用もあります。おすすめは、出がらしの紅茶を使った「紅茶うがい」。紅茶の香りでさっぱりのどケアができるので、薬のにおいが苦手な方や小さなお子さんにもおすすめです。

※参考:日本紅茶協会 http://www.tea-a.gr.jp/
日東紅茶 http://www.nittoh-tea.com/
リプトン http://www.lipton.co.jp/
TEA’s BIBLE http://www.teabible.net/

アナログの「消せる」はハイテクだった!

 世の中がデジタル化された今、「消せる」はデリートキーを押す、選択して削除するなど、瞬時にできるようになりました。しかし今でも、書類を印刷してから間違いが見つかることもあれば、手書き文化がなくなるわけでもありません。アナログの「消せる」は美しく手軽に、といったデジタルライクなニーズを満たすハイテク分野なのです。
 ひと昔前まで使われていたのは「修正液」。間違えた箇所を白く塗りつぶすことで再度文字を書けるもので、日本には1952年(昭和27年)に輸入され、長く「修正するなら修正液」の座を守ってきました。1989年(平成元年)になると「修正テープ」が登場。乾くのを待たずに上書きでき、仕上がりもきれいで手軽とあって、瞬く間に普及しましたが、液からテープに変わっても「ペンで書いたものは専用の修正グッズを使う」という基本に変わりありませんでした。

 ところがついに、それを根本からくつがえす筆記用具が登場します。消せるインキを採用するという全く新しい発想でつくられたそれは、消しゴムまたはそれに類するもので消すことができるペンです。大ヒットを飛ばしている某メーカーのペンを例にすると、ペンについているゴムでこすれば消せます。それまでの同等品が抱えていた消去用の消しゴムで消したら同じペンでは書けない、きれいに消えないというデメリットをクリアしたのが大きな特長です。このペンには、60℃以上で消えるという特殊なインキが使われていて、ゴムの摩擦熱できれいに消えるというしくみです。

 ペンだけでなく、鉛筆用の消しゴムも進化しています。眠気ストップ作用のあるものやいつでもカドを使っているような感覚のもの、消しカスがまとまるもの、鉛筆の字を叩いて消すから使っても減らない消しゴムなど実に多彩。「消せる」には、素材や形状、消すしくみに至るまでアイデアと技術が注がれているのです。

 ものを書く限り、消したい欲望は発生します。アナログな世界でも「間違っても簡単に消せるから大丈夫」という安心感はデジタルに匹敵しつつあるのですね。

※参考:有限会社 クボタ文具店 http://www.kubobun.com/
株式会社シード http://www.seedr.co.jp/
株式会社パイロットコーポレーション http://www.pilot.co.jp/
株式会社トンボ鉛筆 http://www.tombow.com/
ぺんてる株式会社 http://www.pentel.co.jp/

晩秋の大空を飛んでみませんか?

 空を飛ぶスポーツというと、高度な技術はもちろん年齢などの制限があるのでは?と躊躇してしまう方も多いかと思います。今回ご紹介するのはどなたでも楽しめる「ハンググライダー」と「パラグライダー」。どちらも空から落下するのではなく、山の斜面を滑空するスポーツです。違いは、つばさの骨組み。ハングはブーメラン形のつばさにパイプ・骨組みがあり、人がぶら下がる形で滑空します。一方、パラはパラシュートのような形の布に人が吊るされる形で、こちらには骨組みがありません。ともに動力はありませんが、山の斜面から離陸して河原や畑に着陸するという点では同じです。一見、100%の風まかせのようで、実はある程度コントロール可能、行きたい方角へ行くことはもちろん、上昇気流にうまく乗れば高度を上げて遠くまで飛ぶこともできるという醍醐味が味わえます。ハンググライダーの速度はおよそ35km、パラグライダーは20 kmくらいで、地上から見るよりも実際は速いと言われています。

 楽しむなら各地で行っているスクールや体験教室に参加するのがよいでしょう。国家が発行する免許制度はありませんが、離着陸の技術やバランスの取り方などの技能を習得してパイロット技能証を受ける必要があるからです。技能証の発行は16歳以上ですので、実質これが年齢の制限。ちなみに上限はないので60歳代の方も活躍中とか。風の向きで5〜6分で飛行が終わってしまうこともあれば、3時間も「フライト」が楽しめるときもあり、空がグライダーの心をわしづかみにします。澄み切った秋の空を楽しむ醍醐味がここにあります。

※参考:社団法人日本ハング・パラグライディング連盟 http://jhf.hangpara.or.jp/
サラリーマン・OLの空の飛び方 http://www.pluto.dti.ne.jp/~suzuki-y/
ハンググライダー・ハンドブック(関西版) http://www.a-net.ne.jp/hang/

2007年11月27日(火)

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