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今やスタンダード!?ダブルハッピー婚。他:3月

今やスタンダード!?ダブルハッピー婚
新婦が妊娠した後に結婚式を執り行う、いわゆる「できちゃった婚」が急増。厚生労働省の動態統計特殊報告によると、今やその数はカップルの4組に一組以上。20代前半では半分超、10代に至っては8割超にのぼるのだそう。そこにブライダル業界が着目しないわけはありません。

 「授かり婚」や「ダブルハッピー婚」などの、二重の幸せを印象づける代替造語を使用することにより、かつての否定的なイメージを払拭。新しいサービスを展開することで、需要を取り込もうとしています。

 授かり婚に関するウェブサイトも続々登場。スピードや新婦への身体の負担軽減などが重視される授かり婚について、両親への報告の仕方から出産準備と同時に進行する結婚式準備のノウハウ、式場選びなどについてレクチャーしています。

 このようなウェブ、ホテル、結婚式場などでの授かり婚の呼び名はさまざま。ママとマリッジ(結婚)を組み合わせて「ママリッジ」や「おめでた婚」など新たな呼称を作ることで、独自性を打ち出そうとしているのです。

 東京ドームホテルでは、専任の女性スタッフが新婦の体調を気遣いながら、ボディラインに合わせたドレス選びや肌質の変化を考慮したスキンアドバイスなど、披露宴までをトータルにサポート。婚礼後には、出産後のスタジオ写真撮影など、特別プレゼントも用意しているそう。

 そのほかレンタルウエディングドレス大手のジョイフル恵利では、下着メーカーのワコールと合同で「妊婦用ドレス」を開発。保険会社が海外に新婚旅行に行く妊婦を想定した保険を売りだしたり、ホテルによっては式での看護婦常駐、おむつ1年分プレゼントなど、独自のサービスを次々と考案することで差別化を図っています。

 「そこまでやるか」と言うほどの至れり尽くせりのサービスが続々登場している「授かり婚」市場。一体どこまでいくのでしょうか。

※参考:YAHOO!辞書 http://dic.yahoo.co.jp/
東京ドームホテルHP http://www.tokyodome-hotels.co.jp/
リクナビ http://rikunabi2007.yahoo.co.jp/
育児コミュニティベビカム http://www.babycome.ne.jp/
読売新聞、東京新聞
ほか

高機能・高付加価値時代に入った時間貸駐車場ビジネス
土地の使い道がなかなか決まらない…そんなオーナーの思惑と慢性的な駐車場不足を受けて、拡大し続ける時間貸駐車場。昨年は道交法の改正を受けてさらにニーズが高まったようです。何せ1100万台という需要に対して、現状500万台しか供給できていませんので、ひたすら作ることが課題のよう。とは言うものの、ここ数年は新規参入なども増えて差別化が着々と進行しています。

 たとえば、業界最大手のパーク24は駐車場プラスアルファの機能・サービスを備えたビル型駐車場施設「タイムズステーション」シリーズを展開中です。東京・池袋では最上階に何とジャグジー付きのスパ施設が登場、仕事帰りのビジネスマン・OLの憩いの場になっています。1、2階にはオフィスサプライやカフェ、ファミレスのほか託児所まで置くなど、駐車場というよりちょっとしたレジャー施設となっています。このほか札幌にはイベントホールを併設、この手の施設としては異例の年間200日稼働する人気ぶりといいます。

 またパーク24ではIT化も積極的に進め、目的地のタイムズの料金と空車情報がケータイやPCからリアルタイムに入手できるほか、インターネットに接続できる無線LANを配備した駐車場も展開しています。各タイムズから上がってくる入車出車情報は、周囲の関連ショッピングモールなどのマーケティングデータとして提供、集客にも活用してもらっているようです。

 このほかJALのマイレージに交換できるポイントカードや法人割引なども実施、スイカやお財布ケータイ、ETCと連動した清算システムも導入しています。

 一方再開発が進む秋葉原。駅前のUDXビルの駐車場では、荷物を持ったお客さんを自分の車まで届けてくれる有人の電動カートが巡回するほか、つくばエクスプレスの定期券利用者の駐車料を割り引くユニークな「パークアンドライド」を実施、さらに昨年末からは、秋葉原から離れた浅草の商店街で買い物をした利用客の駐車料割引もはじめています。利用者はUDXで駐車し、地下鉄かつくばエクスプレスで浅草まで出てショッピングや観光を楽しんだ後、電車で秋葉原に戻ってクルマで帰路に着くというわけです。つまり駐車場が周辺の街への送客機能を持ったことになるのです。UDXの駐車場を運営する駐車場綜合研究所では今後は上野、神田など「送客地」を広げていく予定とのこと。

 今まで建物の付帯設備としてしか捉えられてなかった駐車場ですが、駐車場次第で建物や街のビジネスが変わる時代になりつつあるようです。

※参考:パーク24HP http://times-info.net/map/ts/ikebukuro/index.html
駐車場綜合研究所HP http://www.pmo.co.jp/
住宅新報2月20日
ほか

慢性睡眠不足国日本、その経済損失は? ビジネスはどう向かう??
都市化とグローバル化、あるいは加速するIT化などから眠れない人が増えています。NHKの統計によれば、日本人の平均睡眠時間は過去40年で50分も減少しているとのこと。また睡眠コンソーシアムの調べでは、全体の63%が寝不足と感じており、とくに30代〜40代の7割近くが不足しているといいます。また厚生労働省の調査では自殺未遂をした人の7割が睡眠不足というショッキングな報告も上がっています。

 こうした中、日本大学医学部の内山真教授が不眠症や睡眠障害などによる経済損失を試算しています。その額はおよそ年間3兆5000億円。大阪の化学会社の社員アンケートをもとに、眠気による作業効率低下や、遅刻、欠勤、早退、運転時の交通事故の危険性などを考慮して推計したといいます。

 睡眠不足はまさに国家的課題となっているわけですが、睡眠への国民への関心の高まりを受けて、睡眠関連市場もここに来てじわじわと伸びを示しています。従来の寝具周りに加え、たとえばエスエス製薬が出した睡眠補助剤「ドリエル」や大塚製薬が睡眠を誘発するホルモン・メラトニンを含む飲料「ネムー」など発売するなど、従来にはなかった新たな睡眠市場が広がっています。

 とりわけ力が入っているのが住宅産業。団塊世代のリタイアのタイミングにあわせ、眠りやすさを追求した家作りを提案しています。

 積水ハウスは夫婦向けに「睡眠空間」をオプションで提供。天蓋付の最高グレードが約500万円と一部屋としてはかなりの価格ですが、同室にいながら、空調や温度、照明、音などを夫婦別々に調節できる優れものです。

 また松下電工は、センサーを組み込んだベッドで入眠から覚醒にいたる最高の眠りを、好みに合わせワンタッチで集中コントロールする「快眠システム」を昨年より発売、全国展開しています。

 いずれも50代・60代の実年、シニア層の関心を得ているほか、医療機関やホテルなどからも引き合いがきているそうです。
 
 寝不足や睡眠障害は「切れるこども」との関連性などでも問題となっており、今後は教育市場を巻き込んだ新たな展開を見せそうです。

 日本では昔から「よく眠る者=怠け者」の印象があるようですが、そろそろその考えじたいを改めないといけないようですね。

※参考:nu-press e news http://www.nu-press.net/
mycom ジャーナル http://journal.mycom.co.jp/
積水ハウスHP http://www.sekisuihouse.co.jp/
松下電工HP http://www.mew.co.jp/
住宅新報2月6日号
ほか

2007年3月22日(木)

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