生活と暮らし

おいしいスープは、からだにもおいしい。他:2月

おいしいスープは、からだにもおいしい
コンソメ、ミネストローネ、ポトフ、クラムチャウダー、ガスパチョ、サムゲタン、そして味噌汁。スープは世界中で食べられている料理です。寒い日の食卓ではからだを温めてくれ、暑い日には冷たいスープが食欲を増進させる働きがあり、ここ数年スープの人気はうなぎのぼり。スープのレシピ本はベストセラーになり、スープの専門店ができ、今やカレーまでスープになってしまいました。

 スープが最初につくられたのは紀元前1500年頃のエジプトとされています。いわゆる「ごった煮」系だったようで、硬くなったパンや肉などを煮込んで食べるというスタイルでした。時代を経て11〜13世紀になると香辛料を用いた本格的なスープ作りが始まり、17世紀フランスのルイ王朝の頃には、立派な一品料理としての位置を確立。その後フランス革命の影響で職を失った宮廷料理人が街でレストランを開いたことで、スープは一般の人々に一気に認知されました。

 スープは、だし・材料・味付けのハーモニーで完成させる料理。素材のおいしさをあますことなく引き出すためには、じっくりとていねいな仕事が求められます。忙しい時にスープをつくるのは大変ですが、つくり始めるとその調理過程が楽しく、おいしさも格別とあって、はまる方も多いとか。季節の野菜でつくれば、食物繊維もたっぷりで腹もちのよいヘルシーなメニューになります。時間がない時は市販のコンソメで煮込めばよいのです。

 「定番のお鍋がマンネリで…」そんな時は好きな具材を煮込んだおかずスープが、おすすめですよ。と、ここまで書いて思ったのですが、スープとシチューってどう違うのでしょうね。

※参考:日本スープ協会 http://www.soup-japan.org/
クノール食品株式会社 http://www.knorr.jp/
キャンベルジャパン株式会社 http://www.campbellsoup.co.jp/

無形文化遺産となった歌舞伎を観に行こう
2005年11月、ユネスコが行った「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」の中で、日本の歌舞伎が採択されました。これにより、歌舞伎は「無形文化遺産」に認定されたことになります。無形文化遺産とは、世界遺産の適用外になっている無形の文化遺産の継承と発展を図ることを奨励するために設けられたもので、日本では能楽、人形浄瑠璃文楽がすでに認定されています。

 歌舞伎の始まりは、自称「出雲大社の巫女」阿国(おくに)の一座の踊り「かぶき踊り」です。民衆から圧倒的な支持を得たものの、風紀を乱すという理由で女性の出演が禁じられ、それからは男性が演じるようになり、「女形」という独特の表現方法につながりました。江戸時代になると歌舞伎俳優は、さながら今のトレンディ俳優。ブロマイドがわりの絵札も出回り、若いお嬢さんたち憧れのスター的存在だったのです。その頃の歌舞伎はとても身近な娯楽だったため、歌舞伎で使う言葉が一般でも使われるようになったほどです。陰でものごとを操る「差し金」や得意とする「十八番」、格式ばった物言いを表す「切り口上」といった私たちが一般的に使っている言葉のルーツは、歌舞伎用語なのですね。

 現代の歌舞伎は一見、格式が高くて堅苦しいと思うかもしれませんが、劇場や歌舞伎俳優の皆さん、興業を行う企業の努力と工夫のおかげで、知識のない初心者でも十分楽しめるようになっています。

 あとは、一度観てみて、自分のツボを見つけること。俳優、演目、舞台美術、音楽、衣装などお気に入りを見つけると、その愉しみはぐんと広がりますよ。

※参考:歌舞伎座公式ウェブサイト http://www.kabuki-bito.jp/
松竹歌舞伎パビリオン http://www.kabuki.gr.jp/pavilion/
文化庁 http://www.bunka.go.jp/
社団法人伝統歌舞伎保存会 http://www.kabuki.or.jp/

どこでも見られる地上デジタル放送「ワンセグ」
デジタル・IT化時代の波を受け、私たちの身の回りで急激にいろいろな新しい言葉が生まれています。「ワンセグ」もそのひとつ。新聞やニュース、携帯電話ショップの店頭でよくみかける言葉です。

 ワンセグは、携帯電話などの移動端末向け地上デジタルテレビジョン放送のこと。もともとは1つのセグメントという意味です。地上デジタル放送やハイビジョン放送では、音声・映像・データを13のセグメントに分けて放送していていますが、このうちの1つを移動端末に向けたサービスに使っていることからこの名がつきました。家庭で見ているニュースやドラマ、スポーツ中継などがそのまま楽しめます。また、いつでもどこでも見られるという携帯端末ならではのメリットを生かし、災害の際の情報確保の手段としても期待されています。

 さて、気になるのはコストですが、テレビ視聴は原則無料です。配信されているデータサービスとは異なり、通信代もかかりません。NHKの受信料も、自宅のテレビで契約してあればワンセグ用としては新たに発生することはないそうです。

 2006年12月には、全国の都道府県庁所在地で地上デジタル放送が開始されたので、ワンセグも全国で受信できるようになりました。2011年7月、テレビのアナログ放送が終了し、完全にデジタル放送に移行します。それまでの間、携帯電話や専用ポータブルテレビなどで、お手軽に地上デジタル放送を楽しんでみてはいかがでしょう。
 
※参考:総務省 http://www.soumu.go.jp/
社団法人 地上デジタル放送推進協会 http://www.d-pa.org/

2007年3月22日(木)

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