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あっという間に国民病!メタボリック市場。他:1月

あっという間に国民病!メタボリック市場
脳卒中や糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こすとして、最近特に注目されている「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」。40歳以上の日本人男性では、4人に1人がメタボリック症候群であると診断されるといいます。

 トヨタ自動車は、トヨタ健康保険組合加入企業の社員・家族約22万人を対象に、メタボリック症候群の予防などを手掛ける「健康支援センター」(仮称)を08年1月に設立、48億円を投資すると発表。他にもトヨタ自動車のこの動きに追随する企業が出現すると見られており、個人・法人を問わず、日本全国で「国民病」として実に深刻に受け止められている様がうかがえます。

 その一方では、あっという間に大市場へと発展したこの市場に、期待を寄せる業界が多いというのも実情です。メタボリックシンドローム市場は、予備軍も含めると、約2000万人といわれる巨大市場。製薬業界はもちろん、人気が低迷していた運動指導の資格を復権させたい国や医師会、就職支援につなげたい大学、中高年の会員を取り込みたいフィットネス業界、そのほかさまざまな健康関連業界などが、ビジネスチャンスを掴もうと注目しています。

 電通消費者研究センターが11月に発表した「消費者が選ぶ今年の話題・注目商品トップ20」でも11位に登場。今後もその勢いは増し、さまざまな商品やサービスが登場すると予測されます。

※参考:共同通信社HP http://kk.kyodo.co.jp/
Infoseekニュース http://news.www.infoseek.co.jp/
YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/
gooヘルスケア http://health.goo.ne.jp/
Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/

新商品が出ては消えてゆく日本の市場にあって定番商品はなぜ強い?
世界中でもっともウルサイと言われる日本の消費者。市場には毎年さまざまな新商品が投入され、瞬く間に消えていきます。そんな中でも長年、売上げの上位に座り続ける定番商品があります。最も多いのが食品関連分野。

 たとえば日清食品の「カップヌードル」。1971年の発売以来販売数ではカップ麺市場のトップの座に君臨し続けています。毎年百を超える新商品が投入されるなか、王座を守り続けている姿はさすが国民食。いまやカップヌードルは国内ばかりか、世界80カ国で販売されており、2003年には世界累計200億食を突破したという世界食でもあります。
そもそもカップ麺という市場はカップヌードルによって作られました。実は定番商品と言われる商品はこうした新市場の開拓よるものが多いのです。

 ほかにもケチャップ市場で5割を占める1908年誕生のカゴメのトマトケチャップ、38年の歴史を誇るレトルトカレーの元祖、大塚食品の「ボンカレー」、現在シェア70%、マヨネーズの市場を切り拓いた1925年生まれの「キューピーマヨネーズ」、卓上しょうゆの代名詞となった1927年生まれの「キッコーマンしょうゆ」など、いずれも新商品がそのまま新市場を生み、新市場の代名詞となっています。

 食品以外でも接着剤の「セメダイン」、ポータブルオーディオプレーヤーの「ウォークマン」、マックス社のステープラー「ホッチキス」、海岸の消波ブロックの「テトラポット」などなど、商品ブランドがそのままその市場のカテゴリーを表しているものは結構あります。最近ではアップル社の「iPod」などがそれに当たるでしょうか。

 一旦消費者に「市場=商品名」のブランドイメージが定着してしまうと、後発者はよほどの新機能や広告でアピールしないと、追い越すことはできません。コンシューマー向けのビジネスではブランド論が盛んですが、いかに優れた商品でも、先行する商品を超えるブランドに育てるには相当の時間とエネルギーが必要です。

 もちろん、定番が定番であり続けるための努力は必要です。カップヌードルが支持を受けているのは、時代や地域にあった決め細やかな味付けを施し、また常に印象に残るPRを続けているから。

 「伝統とは革新の連続である」とは500年近い歴史を誇る和菓子の虎屋の当主の言葉ですが、こうした定番商品の強さにも当てはまるようですね。

※参考:日清食品HP http://www.nissinfoods.co.jp/
虎屋HP http://www.toraya-group.co.jp/
世界ラーメン協会HP http://www.instantramen.or.jp/
NTTコムウェアcomzine http://www.nttcom.co.jp/comzine/
「漫画で読むロングセラー商品誕生物語」(PHP)
フジテレビ「とくダネ」11月20日放送

電気自動車がポルシェを超える!
ポルシェと言えば、市販車の中では最も加速性能が高いクルマのひとつとして知られていますが、最近このポルシェを上回る加速性能を持つ電気自動車が現れ、話題を呼んでいます。その名は「Eliica(エリーカ)」。慶應義塾大学の清水浩教授らが開発した電気自動車です。
 
 電気自動車は一時期、ガソリン車に変わる次世代カーということで自動車会社や電力会社などの間で開発競争が進みましたが、「充電場所が限られる」「充電時間が長い」「連続走行距離が短い」「スピードがあまり出ない」など、さまざまなハードルが立ちはだかり、その多くが研究開発を中断していました。

 清水教授らのチームはこうした課題を、タイヤを8輪にし、各ホイールに駆動モーターを組み込むなどをして、安定性や加速性を上げ、最高速370/hを実現。加速に関しては160km/hに達するまでわずか7.0秒という性能を打ち立てています。これは世界最高の加速を持つとされる「ポルシェ911ターボ」の9.2秒を、2秒以上上回る速さです。
 
 エリーカは燃費性能も桁違いです。ガソリン換算で約1リッター100km。今はガソリンが高騰していますが、仮に1リッター100円として300円あれば東京から名古屋まで走れる燃費性能を持っています。もちろん電気自動車ですから、排気ガスは一切出しません。
 
 早くて、燃費が良くてエコロジーなエリーカ。清水教授がこの夢のようなクルマを実現できた背景には、同僚の吉田博一教授の資金調達力があったとされています。元銀行員だった吉田教授は、企業をコツコツと回ってはプロジェクトの意義と夢を語り、実に35社から約5億円の研究開発費を調達したのです。エリーカは技術と資金がうまくかみ合った大学発ベンチャーの事例としても高く評価されているのです。
 
 目下の課題は充電時間と価格。充電時間は専用の充電機器を使えば30分で済みますが、清水教授が目指す家庭での充電だと8時間もかかってしまいます。また価格は1台約2億円とも言われ、一般人は手が届きそうもありません。

 とは言え、今自動車会社が開発にしのぎを削っている燃料電池車も、1台1億円とも2億円するとされていますから、リースなどで貸し出されるようになれば、一気に普及する可能性はあります。

 こういう夢のクルマは、早く市場化してほしいですね。

※参考:world explore http://japan.discovery.com/we/
慶応義塾大学電気自動車研究室HP http://www.eliica.com/
環境goo http://eco.goo.ne.jp/
ニュートンムック「明日を一新する『値千金』の技術32」(ニュートンプレス)

2007年3月22日(木)

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