司法書士の弁護士との違いは?
司法書士は、弁護士と同じように、法律事件の解決や法律文書の作成をその業務としていますが、弁護士と司法書士のもっとも大きな違いは、弁護士は大小さまざまな民事事件や刑事事件を区別なく扱うことができるのに対し、司法書士は、金額が140万円を下回る民事事件しか扱うことができないという点にあります。市民間のトラブルを扱う裁判所には小さな事件を扱う簡易裁判所から、その上級審である地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所と色々あります。弁護士はいずれの裁判所の事件に対応できますが、司法書士は簡易裁判所の事件だけに限定されています。しかも司法書士の全員がそうなのではなく、一定の研修を受けた司法書士(認定司法書士)に限ります。