司法書士の仕事の一つに「裁判所に提出する書類の作成」があります。依頼者から適切なヒアリングを行い、その訴えを法に基づいて構成します。そして、もっとも効果的な方法を考え、書面にします。また、裁判を維持していくための助言や指導などを行っています。
日本の民事訴訟は本人訴訟が中心となっていますが、近年事件数が増加の傾向をたどっているのは、以前に比べ、はるかに個人の法律に関する知識や関心が高まり、訴えを起こしやすい環境になっていることが一因と考えられます。
訴訟は本来、本人が起こすものですが、普通の市民が一人で訴訟を起こしていくのは容易なことではありません。そのような場合、特に地方などで大きな役割を果たしているのが司法書士です。
司法書士は以後の方針を確認するために裁判を傍聴します。簡易裁判では依頼者の代理人として法廷に立つこともあります。